Dec.31, 2022  癸卯

 来年はキボウの年だ。来年のエト、癸卯(みずのとう)は、音で読むとキボウとなる。希望のふくらむ年であるといい。

Dec.30, 2022  わたしたちは戦争を止められるのか?

 「先帝はなぜ戦争を止められなかったのか」。そして、いまわたしたちは戦争を止められるのか? 「相手次第だ」。この答は危い。「相手」もそう考えているとすれば、よい方向には進まないからだ。こう答えるひとには前の戦争も止められなかっただろう。

Dec.29, 2022  わたしたちは戦争を止められるのか?

 「先帝はなぜ戦争を止められなかったのか」。上皇 の強い思い(報道193026日)らしい。ならば、わたしたちの祖父母は「なぜ戦争を止められなかったのか」。そして、いまわたしたちは戦争を止められるのか?

Dec.28, 2022  なぜ戦争を止められなかったのか

 「先帝はなぜ戦争を止められなかったのか」、上皇にはそういう強い思いがおありだ、とのこと。1226日の報道1930 保阪正康氏が語った。「なぜ戦争を止められなかったのか」、いまわたしたちが、自分自身に問うべきことではないか?

Dec.27, 2022  公僕

 君臨することをやめ公僕になる。指示することを減らして分権化を進める。中国の中央政府には望めそうにないことだろうか?

Dec.26, 2022  中国のコロナ

 中国青島市では、1日の新規感染者数が50万人になるらしい。市当局の推計だ。ゼロコロナという無理を通してきたことからの着地は簡単ではない。大事なことは、地方政府の創意を含めて人民の知恵を尊重することだろう。中央政府は公僕になることを学んだほうがよい。

Dec.24, 2022  記録廃棄

 記録がルールに従って管理されず、恣意的に廃棄されているのは、この国のガバナンスの低さを象徴する問題だ。少年事件の記録、司法記録、行政記録など。20年以上前、栃木県で女性教員が生徒に刺殺された事件の記録も廃棄されているらしい。事件のあと、教職員組合はストをしてもよかった。

Dec.23, 2022  問題

 問題に気づくひとと気づかないひとがある。問題に気づいても、それを伝えるひとと隠すひとがあるかもしれない。問題に気づいてそれを伝えるとき、義憤をもってネガティブな問題を語るひとと、一見無関係なポジティブな創意を語りながらネガティブな問題を浮き彫りにするひとがある。

Dec.22, 2022  詐欺

 ひとをだまして金をもうけることを詐欺という。この国は詐欺天国らしい。ほかの国と何が違うのだろう? まず、政権党。日本人をだまして金を巻き上げる外国のカルト集団との関係が明らかになっている。しかも、誰ひとり逮捕されていない。  

Dec.21, 2022  生物多様性

 生物多様性条約のCOP152部が、「30×30」などを合意して終わりました。昨年の昆明会議に続くものでした。「30×30」は2030年までに、陸域・海域の30%を保護区にするというもので、2010COP10の「愛知目標」の発展です。ことばだけだとしても、大事な一歩です。

Dec.20, 2022  中国のコロナ政策

 「ゼロコロナ政策」と呼ばれた中国のコロナ政策は、詳細に計画されたやり方で、コロナを中央集権的に封じ込めようとするものだった。当初はそれがうまくいって、「社会主義の優位」が言われた。だが、20世紀の教訓は、計画も市場も完全ではない、ということではなかったのか?

 Dec.19, 2022  武力

 日本が武力を増強すれば、中国や北朝鮮もそれにならうことは誰にでもわかる。過去のエビデンスもある。反対に、もし日本が丸腰だったら。米軍基地も安保もなかったとしたら…。自分が中国の指導者なら、日本を征服して支配しようと思うだろうか? 蒙古の時代ならそうだろうが。

Dec.18, 2022  菅原道真

 「いずれの人にか寒気早き」。誰よりも先に寒さが身にしみるのはどういうひとたちか? 菅原道真が、国司(知事)として讃岐(香川県)に赴任していたときの詩。クリスマスのイルミネーションが街を飾る今、寒波の中で、貧しさとともに寒さがひときわ身にしみるひとは少なくない。

Dec.17, 2022  第6の大量絶滅

 地球の歴史で、恐竜が絶滅したのが第5の生物大量絶滅。いますでに、第6の大量絶滅 が始まっている、といわれる。生物多様性 条約のCOP15が行われているが、日本ではほとんどニュースにもなっていない。

Dec.16, 2022  スト

 富裕層は別なのだろうが、世界中で生活が大変なことになっている。英国では、看護師組合が昨日からストにはいっている。食べるためにフードバングを利用する看護師がある、という。『ニューヨークタイムズ』に、「英国は悲惨だが英国人は黙っていない」と題する記事が出た。さて、日本人は?

Dec.15, 2022  国防力

 国防力強化の議論がさかんだ。どのくらいにするのがよいのか? 1)今の2倍;2)そこまでではないが強化する;3)現状維持;4)削減する;5)ゼロにする。それぞれに理屈があるのだろう。アンケートとれば、2)が多いのだろうか? わたしは5)だ。

Dec.14, 2022  ARE YOU READY?

 仮定の話で恐縮だが、岸田内閣が行き詰まるとして、それに代わる政権の選択肢が明確でなければしようがない。どんな政権をどうつくのか? 防衛力はどうするのか? ARE YOU READY? 政権批判に付和雷同するだけではだめなのだ。

Dec.13, 2022  外交力

 「相応の防衛力なしには外交力も力を持ちません」(小野寺五典氏)。これって正しい? 世界3位の軍事力を備えないと外交力が有効にならないというなら、米中以外の外交は無効だということになる。そんなばかな! このひと、孫子を知らないのかも。

Dec.12, 2022  プラネタリーヘルス

 プラネタリーヘルス」という言葉があります。環境を意識した生活をおくっていると健康にも顕著なメリットがある、というのです。気候変動 生物多様性 の運動に孤軍奮闘しておられる方、「情けは人の為ならず」です。

 Dec.11, 2022  気候危機

 気候危機、そして生物多様性の危機。「今世紀は、わたしたち人類が自分で自分を壊すという特別な世紀だ。」マーチン・リース氏(英国の宇宙物理学者)がそう言っています。

Dec.10, 2022  外交力

 防衛省より、外務省の予算を増額するのが先。もっと企画力のある人材を備えて外交力を高める必要がある。これなら安く済む。自衛隊員にとってもそのほうがありがたいのでは?

Dec. 8, 2022  生物多様性

 もうひとつのCOP、生物多様性条約の締約国会議COP15がカナダで始まった。気候変動と密接に関係するが、こちらは、「ミツバチがいなくなったらどうしよう?」といった問題を話し合う。

Dec. 7, 2022  ミサイル

 平和を守るにはミサイルなどないほうがよい。わたしは本気で、そう思っている。日本に米軍基地もミサイルもなければ、北朝鮮も中国も日本に攻めてくることはない。わたしは本気で、そう思っている。

Dec. 6, 2022    Africa

  “Climate change-related risks in Africa include flooding, drought, heat waves, reduced food production, and reduced labor productivity” (a medical journal). Africa needs not only money to compensate for loss and damage but also no more climate change.

Dec. 5, 2022  敵基地攻撃能力

 防衛費を2%にして「敵基地攻撃能力」を保有すると、日本は世界第3位の軍事大国になる。世界から恐れられるかもしれないが、憲法との折り合いはどうなるのか? 国民負担と福祉や教育は? 申し訳ないが、わたしが守りたいのは平和で、国ではない。平和を守るのにミサイルはいらない。

Dec. 4, 2022  紅葉

  京都の紅葉は、ご覧の通りまだ十分。ところで桜だが、京都のヤマザクラの満開日は、去年(2021年)、この1200年で最も早かった。驚くべきは、むしろ、1200年もの記録があることだ。大阪府立大学、青野靖之氏の調査だ。わたしたちはすごい文化を持っている。

Dec. 1, 2022  進歩

 世界は進歩している、という実証研究がある。気候変動についても希望を持てる、ということだろうか? しかし、ポピュリズムで気候変動に対応できるのだろうか? ポピュリズムは専制君主制に比べて進歩かもしれないが…。

Nov. 30, 2022    Lost conference

  From Glasgow to Sharm el-Sheikh, climate talk achieved no progress on fossil fuel. German Foreign Minister Annalena Baerbock said “This climate conference must not be a lost climate conference.” To be regret, it was a lost conference. This lost matter.

Nov. 29, 2022  冬の空気

  この雨のあと冬の空気になる。今日の北京は真冬日。つまり、一日中氷点下。日本でも冬支度の機会になる。この週末、マフラーは必須。

Nov. 28, 2022  地下鉄

  小池東京都知事が臨海部に伸びる地下鉄の構想を示した。2040年完成を目指すという。小池知事は気候変動や海面上昇のことを聞いたことがあるのだろうか? これだから、日本はCOPで毎度「化石賞」を与えられるのだ。考えるべきは、首都の移転なのだ。

Nov. 27, 2022  絵に描いた餅

  COP27で合意された「損失と損害」の枠組み。誰が金を出して誰が受け取るのか、金を誰が管理するのか、中身はこれからだ。つまり、大事なことではあるが、いまのところ、絵に描いた餅なのだ。いいかえれば、COP27は餅の絵を描いて終わったことになる。